読んでいただきたい!今月のお勧めの本「Qrosの女」
「Qrosの女」 誉田 哲也著
世間を騒がしている謎のCM美女、それが「Qrosの女」である。
その女の素性を暴こうとするのが芸能記者の矢口慶太。
ネット社会の怖さ。事実とウソ。そして才能。CMに出た女性を巡り暗躍する男たち。
章ごとに視点が変化する構成はとても上手い。
どの情報をどの人物の章で出してくるのか、途中で話が遡るにもかかわらず飽きない。
しかもミステリーとして成り立っていて、犯人は予想できない。
予測がつかないものばかりで、それが面白い。
ネットの怖さにも改めて気付かされる作品です。