読んでいただきたい!今月のお勧めの本「地下鉄に乗って」
今月のお勧めの本ですが、
浅田 次郎さんの「地下鉄に乗って」です。
東京の地下鉄(メトロ)が主人公の真次にとってタイムマシンとなり、最も憎む父親の過去にタイムスリップして行き、一代で小沼産業を築き上げた過程の手助けをしていくという何とも不思議なお話です。
必然の結果として、愛するみち子をこの世からも記憶からも失うという悲しさもタイムスリップして良かったのか考えさせられます。
また、東京の地下鉄に詳しい人にはたまらない話も満載です。
タイムスリップして行くそれぞれの過去の臨場感はゾクゾクさせられました。
この不思議さを味わう為にも、是非読んでいただきたい一冊です。