読んでいただきたい!今月のお勧めの本!「秘密」
「秘密」 東野 圭吾著
バスの転落事故に遭い、妻が死亡、娘も昏睡状態になる。
妻の葬儀の夜、意識を取り戻した娘の体に宿っていたのは、死んだはずの妻だった。
その日から杉田家の切なく奇妙な「秘密」の生活が始まった。
スピリチュアルな要素や、家族の関係性をどう捉えてよいかも悩むところではあるが、男女でもかなり意見が分かれそうな内容でした。
読者の予想を裏切る展開がうまい(恐らく巧みに誘導させられている)。
最後のどんでん返しが秀逸でエスプレッソな後味を残す作品でした。
さすが東野圭吾の切れ味には感服させられました。