読んでいただきたい!今月のお勧めの本!「流星ワゴン」
「流星ワゴン」 重松 清著
初ドライブで事故死した橋本親子のオデッセイに乗る主人公カズ。
成仏できずにいる橋本親子と死にたそうなカズ、そして死にそうなカズの父チュウさん。
彼らの夢か現実かの不思議な旅の中で、カズは妻美代子や息子広樹の行動や思いに気づき始める。
悩みや苦しみに気づき、やり直しを図るが美代子の行動は理解しがたかった。
「幸せに向けて歩んでいたはずなのに不幸に向かっていた」とは。。
将棋の棋譜ではないが、あの一手をこう打っていたら、人生が変わっていたのではという転換点を考えてみたくなる作品で、人生って不幸な中でも幸せを発見できるものだと思いました。
結婚して家族(子供)ができて読んだ時、孫ができた時、全く違う感情が表れる小説です。
特に最近子供さんが生まれた方々に読んで頂きたいと思います。